2012年02月20日

【I】一風堂「Lunatic Menu」

LUNATIC MENU / 一風堂 (CD - 1995)


土屋正巳率いた(84年解散)一風堂の82年作、タイトルからは分かり辛いけどベストアルバム。
言わずと知れたヒット作「すみれSeptember Love」は今作のみの収録。
ニューエイジ系の短いインストから一気に「すみれ〜」へ畳み掛ける流れがとても秀逸です。
Autobahn〜Trans-Europe ExpressぐらいのKraftwerkのパロディ(?)「ジャーマンロード」や
YMOがふざけて作りそうな「RADIO COSMOS」等、ニューウェイヴ・テクノポップ好きならニヤリとくる楽曲が多数。
逆に言えば目新しさは皆無(82年作にそれを求めるのは酷でしょうが)なのですが驚いたのは土屋さんのボーカル。
僕はこれを聴くまで「森の人」や「TIME PASSENGER」なんかの桃源郷から下界を見下ろす様な歌詞しか知らなかったので
「I LOVE YOU」や「ブラウン管の告白」の青さ、「電気人形」のリアルさには驚きました、良くも悪くも。
お耽美要素溢れる「ミステリアスナイト」なんかもどことなく垢抜けないしね(苦笑)
聴けば「あの土屋正巳にもこんな時期があったんだなぁ……」と思わずには居られなくなる事必至です。
メロディーセンスは一級品なのでニューウェイヴやテクノポップ好きなら聴いて損は無いかと。

wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%A2%A8%E5%A0%82_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)


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2011年09月15日

【G】GARI/Harmonik/Electrik

Harmonik/Electrik / GARI (CD - 2011)


「次世代ミクスチャーロック」を標榜する四人組の四枚目。
純粋に彼らオンリーの音源を聴くのは初めてなのだけど、以前櫻井敦司(ex:B-T)のソロ作の「愛の賛歌」に参加してたのを聴いたことが有ります。
ノイズとヘヴィネスとを融合させた独自の音に舌を巻いたものですが、その時期と比べると大分エレクトロ比率が上がった感じですね。
煌びやかな四つ打ち電子音の中でYOW一ROWのボーカルが暴れまわる……という内容なんですが、正直この手のバンドって巷には溢れてますし食傷感が否めません。
同種のバンドとしてgoadbed(XA-VAT)やVOLA & THE ORIENTAL MACHINEが上げられると思うのですがそれらにあるプラスアルファ(ポップネスやグラマラスさ)がこのアルバムにはない。
故に殆どの曲が同じに聞こえてしまって非常に退屈です。古き良きロックンロールをエレクトロに蘇らせた「Hippy Hippy Shake」やクールなインスト「ESFrom...」といった佳曲もあるにはありますが、他の曲のマンネリズムを解消できるほどかと問われれば疑問です。とはいえ歌の電子音との相性は抜群だと思うし、まだまだ伸びしろはあるんじゃないでしょうか。俗に言う「踊れるロック」が好きなら聴いておいて損はないかと。


公式:http://gari.net/
wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/GARI
myspace:http://www.myspace.com/garijp

ラベル:邦楽
posted by 耳丸 at 21:12| Comment(0) | ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月04日

【S】SEIJAKU/Mail From FUSHITSUSHA

Mail From Fushitsusha / 静寂(灰野敬二・ナスノミツル・一楽儀光) (CD - 2010)



灰野敬二を中心とした三人組の二枚同時リリース作、片割れであるYou Should Prepare to Survive Through even Anything Happensは未聴です。
灰野氏の作品を聴くのは初めてなのですが、パブリックイメージとしてのノイズロックのイメージとは大分異なりますね。
日本音楽の「間」を強く意識してるとのことだけど、なるほど聴いてみれば静と動を絶妙なタイミングで使いこなしている。
そういえば灰野氏のボーカルも高校の時に見た能を思い出したり。
そのせいか聴いた後非常に疲れます、多分下手なパンクやメタルよりカロリー消費する(笑)
自我の意識に深く訴えるノイズパンク「好きと思わされている」を筆頭として、緊張・弛緩の連続の果てに見るはノイズと空間によって形成された修羅。
ただこれをブルースやロックンロールにカテゴライズするのは無理があると思う(苦笑)
楽しむには聴き込みが少し必要かも。



※公式等一切なし?※
posted by 耳丸 at 20:46| Comment(0) | ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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